私、駐在妻になる。

特に海外への憧れなんてなかった。

もちろん旅行や留学したことはとても有意義な時間を持つことが出来たが特段暮らしたい願望なんてなかった。

『駐在妻になりた〜い♡』

大学生の頃はそういった友人も少なからずいたが、私にはムリーとあの頃から思っていた。特に日本人コミュニティの話など聞くと絶対行きたくない気持ちの方が強かった。

夫の仕事も海外転勤が多い職場ではないので程遠い場所にいると思っていた。

 

が。

 

夫は海外転勤志望だった。しらなかったよ。

君が海外で働きたいなんて。

そもそも理系の人間で英語も決して得意ではない君が。

彼は目標を決めれば努力を惜しまないタイプ。

勉強は大嫌いらしいが確かに日々英語の勉強はしていたし、会社の英語授業やTOEICも月1で受けていた。

 

彼の努力時々ゴルフが功を奏して海外転勤が決まったのだ。

 

『カナダに行くって行ったらどうする?』

 

私の去年の誕生日。

帰宅した彼は突然私にこう言ったのだ。

 

『…君が行きたいなら応援するよ。』

 

こうしてカナダ転勤が決定。

もちろん100%賛成だったわけではない。

当時慣れない育児真っ只中。0歳児を抱えての海外生活で不安がないわけがない。

だけど、それまで努力してきた彼を見てきたから応援したかったんだ。

 

それから1歳になった娘を連れてカナダへと渡加。

 

こうして私はいわゆる駐在妻となった

冬は極寒となるこの地での私の日常を綴っていこう。

 

人付き合い、街の様子、海外での子育て等。

 

謙遜なしで英語なんて全く話すことが出来ない私の英語圏での暮らしぶり。

 

私が知りたかった海外生活、駐在妻生活。

現在進行中。